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***** 私は見た!! 不幸な結婚式 76 *****
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56 :愛と死の名無しさん:2009/10/06(火) 23:22:27
昨年、空港があることで有名な某地方都市のホテルでの挙式・披露宴。
新郎新婦は披露宴後、その足で海外へハネムーンに出掛ける算段。

新婦は近県の中堅食品メーカーA社創業者の孫娘。
新郎は、そのメーカーの仕入先企業B社の社長の息子。
政略結婚的側面もあるのか、見合の後4ヶ月でスピード結婚。

ところが、挙式前日にA社の地元で集団食中毒事件が発生。
患者に共通するのは、皆24時間以内にA社の特定の製品を食べていたこと。
翌日(挙式当日)朝、A社工場で保健所の立入検査が行われる。
A社社長=新婦の父は、結婚式を欠席し、A社で陣頭指揮と謝罪に追われる。
新婦は、バージンロードを父と歩くという子供の頃からの夢が叶わず、膨れっ面。

披露宴が始まった時点で、
新婦側来賓のA社幹部社員には緊急出勤命令が下ったため、披露宴をキャンセルして出社。
宴会場の3分の1が空席という状態になった。
それでも新婦は、きちんと披露宴を催してからハネムーンに行きたい
ということで、宴を強行。
しかし表情は怒ってるのか泣いてるのかかなり複雑だった。

・・・続く

77 :56:2009/10/07(水) 09:26:41
>>56からの続き

幹部社員は、新郎新婦のことより、
A社の営業停止 → A社との取引中断 → B社の経営に大打撃
の方が心配でとても祝福ムードではなかった。

その日の午前のうちに、保健所の検査の結果が出て、
集団食中毒は、B社が納めた食材の衛生管理が不十分だったことと、
更に、その食材を使ったA社が製造日を偽装し、鮮度が落ちたものを販売していたこと
二重の原因と判明。
(噂では、検査しなくても、ぱっと見でかなり管理がズサンなことが分る有様だったらしい。)
ここにきて、これまで事件の傍観者・被害者だったB社幹部社員達は、
事件の当事者・加害者になってしまい顔面蒼白。

披露宴の途中で、B社からの緊急連絡が入り、A社同様に
B社社長=新郎父と、B社幹部社員も披露宴をキャンセルし出社することに。
これで宴会場のテーブルの過半数が空席。
新郎側の主賓だけは祝辞を述べれたが、新婦側の主賓は、途中退席により不在。
乾杯の音頭をとる来賓は途中退席により不在。
詳しくは分らないが、余興をする予定だった者も退席。
宴の内容は既にグダグダというかスカスカ。

新郎の「えー、こんなことになりましたが、私達はこんな事には負けません。
皆さんどうぞ楽しんでいってください。」というスピーチが空しく響く。

82 :56=77:2009/10/07(水) 12:23:52
>>56 >>77 からの続き

新郎新婦の要望とあって、ホテル側もやむなく披露宴を続行。

残された新郎新婦友人達も完全にシラケムード。
貴重な休日に、時間と金を掛けてやってきたと思ってるらしく、
災難に遭った新郎新婦よりも、自分達の方が被害者だと思い始めた。

ケーキカットをする段になっても、誰もカメラを持って前に出るようなことをせず、
新郎友人達が「こんな披露宴止めて、別な日にやり直せば?」とか
「食中毒で苦しんでるお客がいるのに、結婚式って、どんな神経してるんだよ」とか
わざと聞こえるような大きな声で話が出てきたところで、新婦が完全にキレた。

新婦は顔を引きつらせ、ウェディングドレスのスカートを捲り上げ
高砂席から独りで退場。
新郎が後を追ったものの控え室に篭ったらしく、二度と披露宴会場には戻ってこなかった。

宴会場スタッフ、唖然とするものの、宴会続行の指示は出ていても
中止の指示が出ていないので、テーブルの上に料理だけが運ばれ続けた。

新郎新婦と主賓の大部分が退席し、がらんとした宴会場。
残された一部の親族や友人達が、黙々とテーブルの上の料理を食べ、
新郎新婦の友人達は、ご祝儀の元を取ろうと、空席になった他人の料理にも手を出しはじめた。

・・・続く 

84 :56=77=82:2009/10/07(水) 14:29:20
翌日、集団食中毒事件発生から2日目。
新郎新婦がハネムーンへ出掛ける日。
新郎の父=B社社長から、新郎へ、「マスコミが煩いから、このタイミングでハネムーンは止せ」
と指示が出たが、新婦の方が頑なに拒否。
「腐った材料よこすB社の男なんか来なくていいっ、
私は一人ででも海外に行ってくるからねっ!」と言ってバリ島ヘ旅立った。

新婦が帰国したときB社は、
保健所の指導による一時営業停止による業績低下や、
A社からの取引解消、その他の取引先からも契約を解消され、
取引停止不渡りを出して事実上の倒産。

新郎側から結婚解消の申入書が届いていたが、
新婦は、自分がフラれるのは許せない、と
新婦側から離婚届を出すという形にして、離婚を成立させた。
A社の信用と業績は暴落したが、ほとぼりが冷めた今も細々と営業している。

成田離婚という言葉があるけれど、空港に行く前から別れてしまっている夫婦もいるのか、
と思いました。

以上、長文すんまそ。



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